Round 1 足摺 ハナレにグレは・・・



釣行日 1/19(SUN) 場所 高知県足摺 渡船 中沢渡船 ハナレ
天気 雨のち曇り からい 水温 ひやいぞー 同行者 仏のツー君


あけまして・・・、  雨でした

 さて、年も明け新しい年2003年が始りました、
今年も事故なく怪我なくで楽しい月例釣り大会にしたいものです。しかし雨です、年の初めの一回目の大会から
こんなお天気では先が思いやられます。磯に行ってから降り出す雨はもっといいのですが行く前から雨に降られると何か滅入ってしまいます。
 朝5時30分何時もの場所に皆さん集合です、久し振りに再会した人は新年の挨拶などをしなかなか賑わっております。今回は14人での大会です、荷物を積み込み車に皆さん分乗して出発です。
 足摺岬に入って行くと雨は降っているものの風は吹いていないしウネリもさほどある様には見えません。
6時30分足摺伊佐漁港到着、皆さん釣り仕度をし天下分け目の抽選をします、
此処足摺の磯は西磯、東磯と大別し非常に広いため西磯が全くダメでも東磯は大漁と言う事も多々あるため抽選の占める役割は非常に大きいのです。
 さて抽選が終わってみるとあっしは10番クジであります、
今日の磯割りだとけっこう東磯に行けそうです。この時期西磯は季節風がまともに吹きつけなかなか釣りにならないのですが
東磯に行けば足摺岬が季節風をシャットアウトし快適な釣が楽しめるのです。
午前7時中沢渡船”丸手丸”は小雨降る伊佐漁港をゆっくりと出航して行きます、港を出ると波もなく風もさほど吹いてはいません、これで雨が止めば絶好の釣り日和になるのだが・・・(少し贅沢かな?)

いざ、渡礁!

 いよいよ渡礁開始です、まずは港を出てすぐの所にあるススキバエに棟梁達が磯上がりします。ここは港に近いためか皆さん毛嫌いしますが此処ススキバエとこの岡にあるアナバエは冬季になると良型のグレの数釣りが楽しめ
実績もある所なのです。
 渡船は順次釣り人を降ろしながら足摺岬を廻り東磯に入って行きます、
最後に残ったのはあっし達のクラブ員10名だけになっていました。会長のブチブチの勝ちゃん達4名がコウロウバエに、そして
船頭の”そで君”があっし達にハナレに渡礁するよう指示。9番クジの仏のツー君と準備をします、
此処ハナレはとても良い磯なのだが足元がノコの歯状態に
なっていて非常に足場の悪い磯であっしの様な年寄にはいささかキツイ磯です。
今日は雨も降っているため滑らないように慎重に渡礁を開始
します、渡船もチャカ付けしずらそうですが何とか無事渡礁
完了です。
チャラン棒に荷物を掛けツー君が東側に、あっしが西側に釣座を構え先ずは足摺の海の神様に今日の大漁と安全を祈願し
仏のツー君とビールで乾杯をします。う〜ん、うまい! やっぱり朝酒は旨いぞー!(これで今日も絶好調です)
 仕掛けは何時もの足摺バージョン、ロッドは1.25/53、道糸がサスペンドタイプの2号、ハリス2号を6ヒロほど取り其の中にMサイズの0ウキを通して沈めて探って行く作戦で、鈎は口太用の6号だ。

静かなる海中

 ハナレの沖側は大きく岩礁が張り出していて何時も大きなサラシが渦巻いています、其のため非常に釣りずらく
あっしは何時も此処に来るとコウロウバエ向きの足元を釣るかツー君の居る東側の足元を攻める事が多く結果も其の方が良かった様に思われます。
 足元に撒餌を二、三杯打ち仕掛けを潮流の中に流し込んで行きます、
潮は非常にゆっくりですがコウロウバエ方向に流れて行っています。20メーター程流してみますが何の変化も現れません、
静かに仕掛けを上げるとサシエサはそのまま残っています。
二度、三度と撒餌をし仕掛けを打ち返すものの一度もエサは落ちません、
ツー君に聞くと東側も一度もサシエサが落ちないとの事、
 “こりゃー今日は苦戦を強いられそうだ”!
二時間ほど経つのにまだ一度もエサを取られないし海中には餌取り一匹見えていません、
仕掛けの交換です、ハリス1.5号ウキをSタイプの00に釣鈎は
5号で再挑戦です。潮は相変わらずコウロウバエ方向にゆっくり
と流れています、仕掛けは獲物を探しながら海中深く撒餌と共に潜って行きます。しかし行けども潜れどもサシエはそのまんま東! 海の中が気持ち悪いくらい静かです。
皆さん何処へ行ったのでしょう? おーい・・・・・(呼んでも誰も出て来てくれなんだ、まだ正月休みなんじゃろか?)
足元を諦め少しの間沖を釣って見る事に・・・ しかしこれもいくらやっても同じ事、サシエは一度も落ちません。

な・か・ど・ま・りっ・・・?

やる気をなくしかけてたら西の方に白煙が上がった、
丸手丸だ!ようやくランチ船が来たぞ。
磯着けして船頭の”そで君”があっしに聞きます、何匹釣った?あっし足つった! ”そで君”アホー! 
あっしまだ一回もサシエが落ちん、 
”そで君”何処もいっしょやのー、まだ誰もグレの顔を見ちょらんみたいなのー! 
あっし磯はあいちょうかよ? 
”そで君”なんぼでもあいちょるで、なんなら中泊辺りまでいちみるかい?ほいたらサシエも落ちるかもしれん。 
あっしははーっ、まいりました。
 何処に行っても今日は同じ様なので此処で納竿まで頑張る事に決定。
腹も減ったことだしここは慌てず騒がず先ずは腹ごしらえをする事に、しかし此処はすこぶる足場が悪く座る所もありません。座ればノコの歯の上に座る様なもので尻が痛くてかないません、
しかたないので”うんちスタイル”でのランチと相成りました。ツー君はと言いますと右脇にロッドを挟み左手にランチを持ち右手に箸とビールを持ち立ち食いソバならぬ立ち食いランチです、なかなか器用な人だ!


海賊登場

 ランチを開けると、おおー!”そで君”ちのランチはなかなか豪勢だ、ダシ巻きにキビナゴの干し物、小芋と昆布の炊き合わせ、その他いっぱいの旨そうなランチだ。
雨も何とか上がったし丁度いいランチタイムになったぞ、先ずは景気良くビールを”ぐびっ、ぐびっ”っと飲み干しランチを頂きます、 んー 何時でも磯の上でのランチは最高です!

このキビナゴの干したのがまた旨い!このキビナゴ今からの時期脂が乗って最高なのだ、
指で捌いて刺身にしネギ、生姜と一緒にポン酢で頂いても良いし大鍋に塩だけを入れてキビナゴをゆでる ”しおゆで” がこれまたシンプルで旨い! 皆さん是非お試しあれ。
 あれこれと想いながらランチを頂いてると何かがおかしい?
なにか、なにか、と考えていると余計何か分からなくなって来た。しかしやはり何かおかしい・・・ 
そーだ、キビナゴだ!まだ2匹あるはずのキビナゴさんが1匹しかいないぞ、その辺を見渡すものの何処にも落ちてはいない。すると足元に置いてあったランチの包袋の方で何やら ”ガサガサ” と音がしている、
そーっと袋を上げてみると・・・ わおー!カニだ、10センチほどの
磯ガニがあっしのキビナゴさんを捕まえてさらって行ってるではないか、まるで海賊の様だ。
そうはさせるかと手で捕まえようとするものの相手もなかなか手強い、岩の割れ目に入って出て来ない。そこで手元にあったG社の柄杓で割れ目の海賊を出してやろうと柄杓に手を延ばしてると海賊さんキビナゴを抱きしめて
猛ダッシュで走り出した。
 とっさに手にしていたG社の柄杓で海賊さんを捕まえ様とふせたとたん”ポッキーン”となんとも綺麗な音が・・・・・ 
があっびっーん、あっしの大事なG社の ”まきーな競技SP” の先っぽが折れてしまったぞ! 
 3.300円もしたのにぃー! このやろうー、返せー、 
3.300円のG社の ”まきーな競技SP” と ”キビナゴ” をかえせー! 海賊のアホー・・・・・!

厄介者・キタノタケシ

 今度あのカニに出会ったら手と足ぜーんぶ取ってやる!
なんだかんだの騒がしいランチだったが腹も張ったし釣再開です。撒餌をするものの相変わらず何も見えていません、幾度と仕掛けを降り込むもののサシエは其のままきれいに残って上がって来ます。
釣鈎を4号に交換、再度仕掛けを流して行きます。二、三度仕掛けを打ち返した時だっただろうかゆっくり沈んで行くウキが
”モゾモゾッ”としふっと止まった、
これはサシエが無くなった状態だ、初めてエサが落ちたぞ。 
 よし!魚はいる、期待に胸を膨らませて仕掛けをゆっくりと上げてみる、 が、・・・・
なかなか仕掛けを捕まえる事が出来ません、何度やっても手の中からするりっと出て行きます。
 おかしい・・・・? 今度は両手で仕掛をつかんで手繰っていって見ると、ナ・ン・ト エサどころか鈎から無くなっているではないか、これじゃ掴めるはずが無い。
チモトを見ると鋭利な歯型が付いている、アイツだ、アイツがやって来た! タケシだ、 キタノタケシがやって来た!
 何時の頃からかキタマクラの事をあっしはこう呼ぶようになった、理由は定かではないのだが顔と性格が ”あの人” によく似てるような・・・?
タケシは厄介な魚だ、黙って釣鈎は取るは道糸やハリスに傷を付けたり噛み切ってウキをさらって行ったり・・・
何ともならない厄介者だ。
しかしここで弱音を吐いていたらファイターの名が廃る、なんのこれしき、キタノタケシの10匹や20匹、バッタ バッタと切り捨ててくれる! かかってこぉーい!
釣鈎を結び撒餌をし再度釣開始です、仕掛を入れると潮は止まっている様に見えます。
ゆっくりと仕掛が沈んで行きます,三ヒロ位入った所でウキにまた変化が・・・ ゆっくりと上げて見ると今度はオキアミの頭の所を少しかじっています、
このやろう旨い所だけかじりやがって、おぬしなかなか美食家だなオキアミを新しく交換して再投入、仕掛を馴染ませて沈めて行きます、また同じ位のタナでウキに変化が・・・ 上げて見るとまた仕掛けがなかなか掴めません、もしやと思ってると案の定
また鈎がありません、おまけにハリスの真ん中位にタケシのかじった跡が・・・
 このやろうー、もう堪忍袋の緒が切れたぞー、見ておれー! ハリスを新しく交換し釣鈎を尾長用の7号にパワーアップ、さーどうだ、この釣鈎を取ってみろといきがっていると今度はグレが喰った様なきれいなウキ入れです。
かるく合わすとロッドにしっかりと乗って来ました。
しかし海藻でも引っ掛かっているかの様に上がって来ます。上がって来た顔を見てビックリ タケシです、尾長用の
7号の鈎をしっかり銜えて上がって来ました。

JAバンクさん、吠える!

 このやろうー、釣鈎をとりやがってー、ばかたれがぁー、返せ、あっしの釣鈎をかえせー!
 しかしこのタケシはデカイ、25センチ位あってでっぷりと肥えているぞ、このやろう取って帰って鍋にしてやろうか!
と、思ったがあっしもまだ命は欲しいしこいつにも愛しい女房や可愛い子供達がいる事だろう、
もう二度と悪さをしない様言い聞かせてお家に帰してやった。
 タケシとバカな事をしてる間にキッタテのJAバンクさんが竿を曲げたぞ、
ロッドは満月の如くきれいに円を描いている。しばらくやり取りをしていたが魚は見事玉網の中に入った、
が・・・ どうやらグレではなさそうだ。そうこうしてるとまたまたJA
バンクさんが何かを喰わしたぞ、
 あっし達の所は相変わらずエサも落ちないと言うのに、いったいどうしたんだ絶好調になって行ってるぞ。
おおー、今度はお化け屋敷の、いやいや”テラヤシキ”のヤンマー・ケ〜ンさんも大きく竿を曲げている、 Wヒットだ! 
おいおい、腹立つのぉー、ここはいったいどうなってるんじゃー!
 しかし二人の釣もこれまで、後が続かなく残念ながら絶好調にはなりませんでした。後はビールの良く売れる事!

 あっしもまともな魚を何とか一匹と頑張るものの何をしても全く同じでエサが落ちません、
こうなればもう仕方ありませんハリスを究極の1.2号に鈎を3号に交換です。撒餌をし仕掛を入れます、相変わらず潮も動かずエサトリも見えていません。
タケシも一匹だけだったのかあれから音沙汰なし、海の中は静かなものです。岡を釣っても沖を釣ってもなーんの反応もありません、
最後まで全力で頑張るもののエサが全く落ちない状態でギブ・アップです。結局この日まともにエサが落ちたのは一度もなくとんでもない記録を作ってしまった。
帰って計量すると何とグレの顔を見たのは14名中僅かに二人だけと言う淋しい結果に終わってしまいました。
 優勝はススキバエに渡礁していた棟梁であります、もう一人グレの顔を見たのはヤンマー・ケ〜ンさんでした。皆さん苦戦する中立派な成績でありました。 「今日の結果はこちら」
 しかし今日は散々な一日でした。ランチの”キビナゴ”は盗まれるは大事なG社の”まきーな競技SP”は折るは
タケシに”釣鈎”は取られるは、まったく頭に来たぞ、
                キビナゴとまきーな競技SPと4号の釣鈎を返せ、かえせー!


渡 船 店 紹 介
店 名 中沢渡船 船 名 丸手丸
代表者 そで君 基地港 足摺伊佐漁港
TEL 0880(88)0751 FAX (88)0751
住 所 高知県土佐清水市足摺岬392-7
URL http://www.h3.dion.ne.jp/%7Emarute/
E-mail marute@h4.dion.ne.jp
メ モ 渡船料金 4.000円 お弁当 600円


Very Very Thanks!



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FISHING RESULT
魚種 タケシ サイズ 25Cm 匹数 1匹 メモ 釣鈎かえせー!
REPORTER/カルロス・ガ〜ン